事務所の理念

 

 東京湾子ども保育士事務所は、おそらくは全国でも他に類を見ない独立開業の保育士事務所です。保育士の仕事は主に「施設での保育そのもの」と思われることが多いですし、独立開業といっても「家庭的保育事業」や「居宅訪問型保育事業」のように保育そのものを実施する事業所が多くあります。しかし、保育士の専門性は保育そのものだけでなく、保育所の開園や保育所運営、そして保育運営会社の経営、女性職場特有の労務環境マネジメント、保育業界のリーディング、教育・保育への社会的評価の推進やアセスメントなど保育業界特有の知識と経験をもって対処しなければならない専門分野がございます。すなわち、他業種や男性中心の企業にはない「独特の慣習」や「保育業界の常識」と出会うことがあります。そのため他産業から参入した方や、初めてこの業界に入った方にとっては、戸惑いが出てくるのだろうと思われます。
 また「人の価値観がぶつかり合う場」が保育現場であり、経営側と現場側、保護者側と施設側、保育者同士、保護者同士、役員同士でその価値観がぶつかってしまうことが多々あります。時には、そうした調整がうまくいかずに、大きな事件に発展したり、園の先生が一斉に退職をしていなくなってしまったりという話を聞くこともございます。また、事業経営そのものが危機的状況に陥ることもございます。そうしたときに、第三者の調整役がどうしても必要になるのです。
 当事務所は、そうした「保育所運営・経営で困ったこと」を解決するために、第三者としての立場としてお手伝いをさせていただこうと開始した事務所です。「顧問」としての間接的な経営のお手伝い、「コンサルタント」としての直接な運営・経営のお手伝い、「保育業務の委託」によるリスクと労力の逓減、「講師業」による積極的なお手伝い、そしてベビーシッター事業による「直接保育」までをご提案させていただいております。ぜひ、「困っていること」を、何でもご相談ください。


代表メッセージ

社長

 子どもたちは、これからの未来の社会を創っていく宝です。その一人一人の子どもたちが、自分なりの幸せを見つけ、大人になって社会で活躍しつつその幸せを実現できれば、きっと輝かしい未来になるのではないかと思っています。私はこれまで3万人以上の子どもたちや30年近くにわたる発達社会学の研究、そして将来の「子どもたちの先生」になる幼稚園教諭・保育士・保育教諭を育成する養成校で多くの学生と接することによって、その実現に向けて動く社会の一員としての役割を社会の一端で担ってきました。その経験が、当事務所での活動を通して、これからもっと多くの子どもたちに対して直接間接に活かされていくことを望んでいます。


代表者略歴

●東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学
●神戸大学大学院海事科学専攻科博士後期課程
●東京都文京区役所、参議院議員公設秘書、東京都児童相談所勤務を経て、児童福祉施設の施設長や保育園長などを多数経験
●現在、小田原短期大学兼任講師、東京子ども専門学校専任講師、大原医療秘書福祉保育専門学校講師など


事務所沿革

2013年1月
「春山海事法務事務所」の屋号で東京都文京区に海事代理士事務所を開業
 ※ 保育士業務は付随的業務として行う(雑所得扱い)
2014年1月
屋号を「東京湾海事法務事務所」に変更
※ 保育事業部を設け、保育士業務を本来の売り上げとして扱う
2014年4月
「船員向け保育」「船内保育」を開始
2016年6月
埼玉県飯能市に埼玉事務所を増設
2018年6月
東京都に居宅訪問型保育事業の届出を行い、ベビーシッター事業を始める。また保育事業を行う屋号を「東京湾子ども保育士事務所」とする。