春山海事法務事務所

春山海事法務事務所は、「海と船に関する海事代理士業務」と「児童館・学童クラブの運営コンサルティング」を行っている事務所です。

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船舶無線の資格
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船舶を航行するには、河川や湖水のみを航行するなど特別な場合を除いて、船舶に無線を搭載しなければなりませんし、またその無線機器を操作する資格が必要になります(小型船舶の一部には携帯電話の搭載でOKなケースがあります。詳しくはこちらを参照してください。)。ここにそれらの資格をご紹介します。目的や用途に合わせて、自分にはどの資格が必要なのかを判断する材料にしてください。また過去問題もできるだけ集めてみました。あわせて参考にしていただければ幸いです。

 なお、春山海事法務事務所では、1級からレーダー級までの海上特殊無線技士、3級から4級までのアマチュア無線技士の資格取得を目指す方のために勉強会を開催しています。ほぼ個別指導で開催は希望者との相談でアポイントメント形式にて行います。無線の資格取得は独学でも不可能ではありませんが、初学の方にはたいへんハードルの高いものです。1回5000円~実施しています。詳細はこちらを参照してください。

船舶無線の資格
※ 詳細と過去問題については資格名をクリックして進んでください。なお、「可能となる無線操作」のうち非常に細かいものは別表にてご案内しています。枠内の「ここをクリック」をクリックして進んでください。
総合無線通信士 海上のみならず陸上も航空も無線を使用できる、無線の最上位資格です。 
   【資格名】 【可能となる無線操作】  【受験資格】
   第一級総合無線通信士 すべての無線局の無線設備の、国内通信・国際通信のすべて。船舶に施設する無線設備のすべての技術操作。すべてのレーダーの技術操作。  特になし
   第二級総合無線通信士
  1. 航空関係の無線局(航空局、航空地球局、航空機局、航空機地球局)の無線設備の操作
  2. 船舶に施設する無線設備、海岸局の無線設備等(モールス電信を含みます。)の国内通信のための操作
  3. 船舶に施設する無線設備(モールス電信を含みます。)の国際通信のための操作(注1)
  4. 放送局を除く固定局、基地局、無線測位局等の無線設備の技術的な操作
注1 … 船舶の区分、無線局の種別、航行する海域等により制限があります。
注2 … その他無線設備の技術的な操作については、無線設備の空中線電力による制限があります。
※詳細はここをクリック
 特になし
   第三級総合無線通信士
  1. 漁船(注1)に施設する無線設備(モールス電信を含み、無線電話を除きます。)の国内通信と国際通信(電気通信業務の通信を除きます。)の操作
  2. 漁船に施設する無線設備の国内通信の操作(無線電話を含み、船舶地球局、航空局とモールス電信を除きます。)
  3. 船舶(漁船を除く。)に施設する無線設備の国内通信の操作(船舶地球局、航空局とモールス電信を除きます。)
  4. 漁業用海岸局の無線設備(モールス電信を含みます。)の操作(国際通信は除きます。)
  5. 放送局を除く固定局、基地局等の無線設備の国内通信のための操作
  6. レーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの操作
注1 … 海上人命安全条約(SOLAS)の第4章が適用になる船舶を除きます。
注2 … 無線設備の技術的な操作については、無線設備の空中線電力等による制限があります。
※詳細はここをクリック
 特になし
海上無線通信士  海上区域に限定して無線を使用できる資格です。
   資格名  可能となる無線操作 受験資格 
   第一級海上無線通信士

船舶に施設する無線設備・海岸局や海岸地球局の無線設備(モールス電信を除く。)の操作を行うことができます。GMDSS対応の無線局の無線従事者として仕事をすることができます。第一級海上無線通信士の技術的な操作については、海岸局、海岸地球局等の無線設備の空中線電力による制限があります。

 ※詳細はここをクリック
 特になし
   第二級海上無線通信士

船舶に施設する無線設備・海岸局や海岸地球局の無線設備(モールス電信を除く。)の操作を行うことができます。GMDSS対応の無線局の無線従事者として仕事をすることができます。第二級及び第三級の海上無線通信士の技術的な操作については、無線設備の調整部分の操作の程度、空中線電力等による制限があります。

 ※詳細はここをクリック
 特になし
   第三級海上無線通信士 船舶に施設する無線設備・海岸局や海岸地球局の無線設備(モールス電信を除く。)の操作を行うことができます。GMDSS対応の無線局の無線従事者として仕事をすることができます。第二級及び第三級の海上無線通信士の技術的な操作については、無線設備の調整部分の操作の程度、空中線電力等による制限があります。
 ※詳細はここをクリック
 特になし
   第四級海上無線通信士

海岸局や漁船等の船舶に施設する無線設備(船舶地球局のものを除く。)の国内通信のための操作(モールス電信の通信を除く。)、船舶のレーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの操作を行うことができます。無線設備の技術的な操作については、無線設備の空中線電力等による制限があります。

 ※詳細はここをクリック
 特なし
 海上特殊無線技士  海上無線通信士の通信操作をさらに限定した資格です。
   資格名 可能となる無線操作  受験資格 
   第一級海上特殊無線技士
  • 次の船舶の船舶局の無線電話とデジタル選択呼出装置で1,605kHz~4,000kHzの電波を使用する空中線電力75W以下のものの操作(国際電気通信業務の通信を除きます。)・・・旅客船の平水区域と沿海区域で非国際航海の100トン未満のもの、漁船、旅客船及び漁船以外のもので平水区域と300トン未満のもの
  • 船舶局の無線電話とデジタル選択呼出装置で25,010kHz以上の電波(国際VHF等)を使用する空中線電力50W以下のものの操作(国際電気通信業務の通信を除きます。)
  • 次の船舶の船舶地球局の操作・・・旅客船の平水区域と沿海区域で非国際航海の100トン未満のもの、漁船、旅客船及び漁船以外のもので平水区域と300トン未満のもの
  • 第二級海上特殊無線技士の操作の範囲のもの
※詳細は ここをクリック
 特になし
   第二級海上特殊無線技士  
  • 海岸局及び船舶局の次の無線設備の国内通信のための操作
  • ア)1,605kHz~4,000kHzの電波を使用する空中線電力10W以下のもの
    イ)25,010kHz以上の電波を使用する空中線電力50W以下のもの
  • 海岸局及び船舶局のレーダーの操作
※詳細はここをクリック
 特になし
   第三級海上特殊無線技士  船舶に施設する5W以下の無線電話(船舶地球局及び航空局のものを除く)で、25,010kHz以上の電波を使用するものの、国内通信の通信操作のすべて(国際通信はできない)と、5W以下の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作(多重設備は技術操作できない)  特になし
   レーダー級海上特殊無線技士  海岸局、船舶局及び船舶のための無線航行局のレーダーで、外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないすべての技術操作。  特になし
アマチュア無線技士  小型船舶においてはアマチュア無線の搭載でも無線機器として認められます。 
   資格名 可能となる無線操作  受験資格 
   第一級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備のすべてのもの  特になし
   第二級アマチュア無線技士  アマチュア無線局の無線設備のうち、空中線電力が200W以下のもの  特になし
   第三級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備のうち、空中線電力が50W以下で、周波数が8Mhz以下、18-21MHz、21-30MHz、30MHzを超えるもの  特になし
   第四級アマチュア無線技士 アマチュア無線局の無線設備のうち、周波数が8MHz以下、18-21MHz、21-30MHzは空中線電力が10W以下、周波数が30MHzを超えるものは空中線電力が20W以下のもの  特になし
※ 無線従事者国家試験は受験資格は特にありませんが、資格を与えられない場合(欠格事由)というものがあります。無線従事者規則第45条を参照してください。